遅ればせながら話題の書[永遠のゼロ]を読んだ
死と日々対峙する人間の生き様を多方面の様々
な証言によって見えてくる隠された男の人間像
臆病者や卑怯者など卑下されようとも[生]に拘り
執着し続けた男の真意。男[人間]らしさ。男[人]
としての尊厳。交錯する運命と宿命。信念。恩義
深い愛。命を賭した若者達の尊厳。不器用ながら
も実直で静かな男の生き様に、改めて色んな事を
考えさせられる一冊でした
祖父は俺が生まれる前に、比沖洋上で戦死した
もう一人の祖父は、戦後６０余年が経った今でも
戦地を夢で時々見てしまうようで、そのたび声に
ならない怯えた声で叫びうなされている。戦争が
どれだけ人間の心を深くえぐり蝕み傷つけるもの
なのだろう。それなのに今後もなお繰り返される
であろう戦争とは・・・ 今夜も独り悩んでます。