昔ながらの和紙を貼る工法なのですが
現在では、現場で施工が出来る知識や
経験をもつ高度熟練技能者(職人)が
ほとんど居ない「袋貼り」工法。この
工法のメリットは和紙を呼吸(通気)
させることができるということです
和紙や、和紙もどきを貼って自然素材
の健康住宅を売りにしているメーカー
はたくさんありますが、実は目止めが
されているため呼吸(通気)しません。
自然素材の健康住宅というのは嘘だと
言っても過言ではありません。
表面上は和紙なので自然素材で健康的
なイメージですが、実際は通気しない
部屋になります。とても不自然な自然
素材の住宅になるというわけです(笑)
下地にパテ処理して、目止め処理にて
通気を抑制して、材料を直貼りしてし
まう工法が一般的になってきています
が、これはクロスの施工方法であって
和紙の施工方法としては適切ではない
のです。
袋貼りを正しく施工できる、高度熟練
技能者が現在ではほとんどいないうえ、
知識を有する職人も、ほぼいないので
若い職人らに正しい技術や知識を継承
していくことも大切な仕事なのです
今回も、高度な技術を要求される仕事
でしたが無事に終了しました(^^)