助手席に次男を乗せて運転中の出来事。
「ねえ。パパってもう結婚しないん?」
「俺、パパに結婚してもらいたいんだけど」
と、次男が唐突に言い出した。
「どうした?ママがほしいのか?」と聞いた。
「別にママはいらんけど、パパには結婚して
幸せになってもらいたいん」と次男が答えた。
そっか・・・。俺に似て本当に優しい子だな(笑)
「じゃあパパはどんな人と結婚すればいい?」
と次男に聞いてみると
「う~ん。よくわからんけど・・・」
「あ!ねえパパ!この人とかにすれば?」と
交差点で隣に並んで止まった車を指差した
隣に止まっている車の、運転席を見てみると
髪の長い、若そうな女性だった
「ああゆう女の人が良いん?」と次男に聞くと
次男が、じ~っと隣の女子を見つめ直した
すると、次男のアツイ視線を感じた女性が
次男の方を向いてニッコリ微笑んでくれた。
すると・・・
「ねえパパ。やっぱりさ、この人はやめて。」
「だってこの人、フライパンみたいな顔しとる」
と次男が言った(笑)
こら!他人に、そんな事言うもんじゃない!と
たしなめようと思ったのに・・・。つい反射的に
「あ。ほんとだ。」と、口から出てしまった(笑)
たまたま、隣に並んで止まってしまったせいで
子供にフライパン呼ばわりされてるとも知らず
フライパン似の女性は、とてもにこやかに会釈
し走り去っていきました(笑)
子供というのは、時として本当に残酷なものだ・・・
よりによって、フライパンなんて・・・ぷぷぷっ(笑)
笑顔のフライパンが、気の毒でならなかった(笑)
「ごめんよ。 そして、さよならフライパン」
・・・いい日旅立ち(笑)