※とてもわかりやすいので
知人である東大卒の医師の文を下記に引用します
酒飲みながら、暇なので元専門家(笑)として、
変異種について。
分かりにくく書くので、興味ある人は調べて
くださいw
シングルストランドのRNAウイルスなんだから、
変異種が出るのは当たり前田のクラッカーなのです。
問題はそれが問題なのかどうか?
普通、ウイルスっていうのはある程度最適化されて
いて、素の状態が一番バランスが良いんです。
でも、選択圧力が加わると、変化した方が生存に有
利になります。
選択圧力っていうのは、例えばわかりやすいのは抗
ウイルス薬ができて、それに薬剤耐性のあるウイル
スのみが生き残れる状況。
で、先にも書いたように、普通は素の状態が最も
ハイパフォーマンスというか、バランスがいいんです。
だって、ずっと素でやってきたわけだから。
そこに薬剤耐性なんて取り入れてしまうと、増殖が
素より遅くなるとか、バランスが悪くなるんですよ
ね。
今回のことでいうと、感染力が強い方が生き残りや
すいという選択圧力が生じたわけですよね。
それは、みんなが消毒をしたり、マスクやフェイス
ガードなんかの感染予防策をとった結果、より少な
いウイルス量でも感染を成立させないと生き残れな
いという選択圧力が生じたのかもしれませんね。
で、変異種は確かに感染力は強いかもしれないけど
毒性が落ちるとか、増殖スピードが遅くなるとか、
何らかのデメリットも生じてるはずなんですよね。
結論としては
変異種なんて出るのが当たり前なので、変異種が出
たって騒ぐことではない。
変異種の感染力は強いかもしれないけど、それは恐
れる必要があることなのか?って感じですかね。
治療薬ができれば治療薬が効かない変異種が出てく
る、ワクチンができればそれが効かない変異種が出
てくる。
今日ちょうど読んだ記事で、肺炎球菌ワクチンが効
かない肺炎球菌が増えてるって話でした。
ワクチンが効く株は淘汰されてしまうので、それ以
外が伸びるのは当然の結果ですよね~
もうちょっとだけ補足しとくと、高い感染性を手に
入れるために何かを犠牲にする必要があるってこと
ではありません。
たぶん、今までにも感染性の高いヤツは出てきてた
でしょうけれど、それ以外の部分で素に劣っている
ため、素が繁栄しているって感じですかね。
それが環境が自分に有利な方向に変化したおかげで
素に勝てるようになった、みたいな。
要は、変異種って言うのは、通常の環境下では素に
淘汰されてて目立たなかった弱いヤツってことで