log

パート4

2010.10.05 | Category 未分類

今回は床、壁、天井の色選びについて話します

床、壁、天井、カーテンやブラインドなどなど・・・
さまざまな材料のカタログを見て、悩みに悩んで
頭の中で何度も何度も組み合わせ、イメージを
つくりあげたのに、実際に仕上がってみると・・・

「あれ?この材料だっけ?」イメージと違うかも?
と、そうならないように今回は注意点をアドバイス

ほとんどの材料カタログは、材料の色が分かりや
すいように、材料サンプルの周り(台紙)は真っ白
になっています。カタログで「ちょっと色濃すぎ?」
と思って、実際に貼ってみると全然色が白っぽくて
色が全然目立たない!というのはよくあるケース。

とくにアイボリー、ベージュ、グレーなどの薄い色は
こうゆうケースが多いです。ちょっと冒険したつもり
が仕上がってみると真っ白にしか見えない事も(笑)

実際の仕上がりと、カタログでみた材料とイメージや
色が全然違って見える原因は、簡単に言えば目の
錯覚なのですが、実はそれだけとも言いきれません

広い面に全体的に貼るとカタログ台紙のように、色の
彩度や明度を対比する対象色がなってしまいますし
さらに、淡白な薄い色の材料ほど、光を反射しやすい
為に全体的に色がボケて白っぽく見えてしまうのです

真っ白といっても、薄いグレー系の寒色系もあれば、
アイボリー系などの暖色系もあり、どちらを選択する
かで部屋の雰囲気は大きく異なってきます。

ただいずれにしても白っぽくなりすぎると、部屋全体
の明度や彩度が上がり、光も反射するため、全体的
に落ち着きの無い、軽い雰囲気になってしまいます。
家具や小物等の調度品選びによほど気をつけないと
安っぽい部屋になってしまう事もあるので要注意です

かといって濃色系ばかりを選んで明度や彩度を極端
に下げてしまうと、圧迫感のある重苦しい雰囲気にな
り、部屋が狭く感じてしまう場合もあるので、材料選び
は慎重に検討されたほうが良いかと思います

私は長年、多くの種類の材料を実際に施工して、数え
きれないほど、たくさんの仕上がりを見てきています。
材料ごとの仕上がりや雰囲気はイメージできています

ただ残念ながら、お客様の頭の中にあるイメージ等を
覗いて見ることはできないので、少しでもお客様の頭
の中のイメージに近づけ具現化し、実現させる為にも
当方では大きな材料サンプルなども、ご用意しており
ますので、遠慮なくお申し付けください。

08:15